京都では、五山の送り火が催される。壬生寺でも精霊送りの法要が行われたあと一山打ちを奉納する。当講中の重要な舞台と位置づけて、七月の下旬から練習を始め、棚経を経て当日を迎える。古くは、本堂内北側にあった閻魔堂の前で演じており、左大文字を見ながらの奉納であった。しかし、昭和三十七年に旧本堂が焼失し以後一時中断の已むなきを得たが現在では本堂前の特設舞台で演じている。
精霊送り法要奉納