京都 中堂寺六斎会

【豆太鼓曲】

六段

 原曲は筝曲で、当会の導入部の曲としている。厳かな念仏曲の後、無言(しじま)の中、「上打ち」が放つ豆太鼓の鋭い響きで始まる。同時に笛の柔らかい「しずみ」が続く。その取り合わせが曲全体を支配し凛とした落ち着きと優雅さをかもし出している。

すがらき(相打ち)

 前曲の六段からリズムとテンポがアップし、4人ずつの表と裏に分かれての相打ち。前半部には大太鼓が「上打ち」として旋律の細かいリズムを補完しドラムベースの役目をする。後半部は、軽快な相打ちでテンポを速めていく。原曲は地唄である。

石橋 ― さっきょ ―

 「ボタンに戯れ、獅子の曲」で始まる長唄からの抜粋である。歌舞伎の連獅子としても演じられる。当六斎の数ある曲目の中でも、旋律が整い楽曲として評価が高く当会の重要曲目の一つである。

 以上三曲は続けて演じ、「一山打ち」開始の「側(か)」三部作である。「静・動・楽」の展開は中堂寺六斎全体の理念である。

六段、すがらき、石橋

六段、すがらき、石橋

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